セックスレスになったぐらいで男女関係は壊れない!

愛する男女にとって欠かせないセックス。皆さんはどのぐらいの頻度で好きな人と愛し合っていますか。

世界的にみると、日本人は恋人や夫婦間でのセックスの回数が少ないと言われています。セックスレス大国と世界から心配されている背景もあるせいか、最近では「仲良しなのにセックスレス」「妻だけED」といった名称をつけて、セックスのない男女関係にとても大きな欠陥があるかのように語る専門家が多いですよね。

じゃあ聞くけど、あなたたちは言うほど愛し合っているんですか?と思うのです。

私たちは「月に1~2回」がちょうどいい。

毎日エロコラムを書いている私でも、実生活でのセックス頻度は月に1~2回程度です。彼と付き合い始めた頃は、毎晩のように愛し合っていましたが、ここ1年間はこの頻度で落ち着いています。

我が家は共働きで平日は体力的・時間的にも愛し合う余裕がないので、セックスは週末にすることが多いです。1か月のうち4分の1は生理でセックスができませんから、残りの3週のなかで、したりしなかったり…という感じです。

コンドームメーカー・デュレックスが2007年に行った調査結果と比べても、日本人の平均(=年間50回程度)と大差はなく、一般的には「淡白なほう」に分類されるでしょう。

日本性科学学会が1994年に定義したところによれば、「セックスレスとは、病気など特別な事情がないにもかかわらず、1か月以上性交渉がないカップルのこと」ですから、この定義から考えると、私たちは「セックスレス気味」なのかもしれません。

周りのカップルと比べて落ち込むのはナンセンス!

単に性欲を処理するだけであればオナニーで十分なので、私は週に1~2回、ひとりですることもあります。

彼にも「もっとしたい?」と聞いたことがありますが、「いつもくっついて寝てるし、イチャイチャしてるだけで満足できるから大丈夫だよ」と言います。彼の場合、年齢が40歳を超えているので、若い男性に比べてそれほど排泄欲求が高くないのかもしれません。

結局のところ、「ふたりがしなくてOK」と考えるなら、セックスの頻度って月に1回でも、半年に1回でもいいと思うのです。周りのカップルと比べて「私たちは回数が少ないからあの子よりも愛が不足してるのかも」と不安に思うことはありません。

愛を確かめる手段は「挿入」だけじゃない!

本来、恋人や夫婦間でのセックスは「愛情確認」のために行うもの。愛を確かめるだけであれば、セックス以外にキスなどのスキンシップやマッサージ、寝る前のおしゃべりなどいくらでも方法はあります。

セックスの頻度が減ってもラブラブでいる秘訣は、日常生活の中でお互いの愛情や絆を感じられる瞬間をたくさん作っておくことが大切です。

相手の体を気遣って栄養バランスのとれた手料理を作る。相手の好きなスイーツを買って帰る。ほんのちょっとしたことでも、毎日相手のことを思いやり、「カタチ」にして気持ちを伝える努力を怠らなければ、二人の関係がこじれることはないと思います。

回数<質にこだわったセックスを

「一晩に何回ヤッたか?」「週に何回愛し合ったか」などセックスの回数にこだわりすぎて、質のセックスをしているとしたらむしろそっちのほうが危険です。いくら一晩に何度愛し合っても、お互いを性処理の対象として利用しているに過ぎないセックスでは、精神的な満足感は得られません。

付き合いたての頃は、おしゃべりやデートよりとにかくセックスがしたい!という気持ちが勝るかもしれません。そうした衝動は月日を重ねるごとに落ち着いてきます。

セックスに表すならば、情熱的で動物的なプレイから精神的なつながりを重視した安心感のあるプレイに変化するのが一般的です。後者のセックスでは、回数よりも「質」にこだわりましょう。

セックスをする前に「今日はどんなことしたい?」と話し合ってみるのもいいと思います。信頼関係の築かれた相手だからこそできるセックスを探求してみてくださいね。