セックスの満足度は、カップルが過ごす時間に比例することが判明

1週間のうち、恋人と過ごす時間はどのぐらいありますか?

筆者のまわりには、仕事や趣味で忙しいことを理由に恋人との時間を後回しに考えている人がけっこういます。彼(彼女)たちは月に1、2回しか会っていないのに、互いのことを恋人といいます。

気が向いたときだけ会って、セックスをする。こんなことで、心身の満足は得られるのでしょうか。

2人で過ごす時間はセックスの満足度に比例する

夫婦仲と性の相談所が行った調査によると、2人で過ごす時間が短い夫婦よりも、長い夫婦のほうが、セックスで女性がオーガズムを得ていることが明らかになりました。

比較的長い時間パートナーと一緒に過ごしているという女性の声をみると、「時間を気にせずに、ゆっくりセックスに取り組める」「会話しながら、長い時間じゃれあっている」「どこが感じるか、いろいろ試せる」など、ベッドの上でのスキンシップの時間をたっぷりとっていることが特徴的です。

女性がオーガズムを得られるとセックスの満足度があがり、セックスレスになりにくい構造があるようです。離婚経験のある女性の多くが「寝る前に会話がないこと」を離婚事由にあげているほどですから、ベッドの上での会話やスキンシップがどれほど女性の心に安らぎを与えるかは明らかですよね。

女性のオーガズムは夫婦円満の秘訣

またアンケートの声には、女性のオーガズムに関して印象深い記述もありました。

「セックスをする以上、イクことは私にとって非常に大切です。イクことを知ったのは旦那とのセックスでした。それまでは痛くて苦痛で本当にこれ以上ない苦行だと思っていましたが、旦那との結婚前のセックスでイクということを知ったときは、気を失うほど衝撃的でした。結婚して10年経ちましたが、今でも毎回3回は必ずイカせてくれる旦那さんです。イクことを知らなかったら仲良し夫婦ではいられない気がします」(35歳主婦/結婚10年目)

(引用:夫婦仲と性の研究所『となりの寝室』講談社)

最後に

仕事をするうえで効率や合理性を考えることは大切ですが、それを恋人との付き合い方にも応用している男性って意外と多いものです。

女性は、ベッドの上での何気ない会話やスキンシップを重ねることで安心感を得て、セックスの満足度につながりますが、合理性ばかり優先する男性というのは、これらのことを「ムダ」と考え、女性のわがままに付き合ってくれません。

そんな男性と心のつながりのないセックスをしても気持ちいいわけがありませんよね。彼と一緒に過ごす時間や過ごし方を改めて見直してみると、いいかもしれませんね。