よく噛む=性欲アップ!?セックスレス解消の第一歩

「よく噛むとボケ防止になる」と聞いたことはありませんか。そのほかにも、肌がきれいになったり、頭が良くなったり、噛むことが美容や健康にいいことは広く知られていますよね。

実は「よく噛むこと」は、私たちのセックスライフにもよい効用をもたらします。今回はその理由を解説していきましょう。

よく噛むと「性ホルモン」の分泌が増す!

なぜ「噛む習慣」が性欲アップにつながるといえるのか。まずはそのメカニズムから解説していきましょう。

食事のときによく噛むとアゴの筋肉が動きます。このとき男性はテストステロンが、女性はエストロゲンの分泌が増え、副腎からはテストステロンと同じ男性ホルモンの仲間のDHEAの分泌が高まります。

このDHEAとは別名「若返りホルモン」と呼ばれる物質で、その分泌量は20代でピークを迎え、40代では約半分まで減少してしまうそうです。

よく噛むことで、DHEAの分泌を促すことができれば、性欲アップにつながり、セックスレスの解決にも一役やってくれるというわけ。ちなみにDHEAはエストロゲンの仲間でもあり、女性に対してはしっかりエストロゲンの作用を発揮してくれるそう。

美容、ダイエット、口臭予防にも…「噛む効果」は侮れない!

パートナーの口臭が原因で性欲減退してしまうのは寂しいもの。しかしいくら親しい間柄でも「におい」の話って、なかなか切り出しにくいものですよね。そこでお勧めしたいのが、食事のときにゆっくりとよく噛んで食べること。

よく噛むと唾液の分泌量が増えます。唾液には口臭の原因になる「雑菌」を退治する抗菌成分が含まれています。つまり、日頃から噛む習慣を心がけることで、口臭ケアもできるのです。さらに、歯周病や虫歯の予防にもつながり、一石二鳥。

ゆっくり噛んで食べれば食事の量も抑えられるので、肥満防止にもつながります。また顔の筋肉をよく使うことで、小顔効果やアンチエイジングも期待できるでしょう。

よく噛んでセックスレス解決につなげよう!

仕事や家事に追われて、ついつい「ながら食べ」をしてしまう人も多いのではないでしょうか。最近まったく性欲が湧かなくて……と悩んでいる方は、毎日の食事の時間を見直してみましょう。

私が以前マクロビの料理教室に通っていたときは、「最低100回は口の中でよく噛んでから食べましょう」と指導され、一口ごとにお箸をテーブルにおいてゆっくり食べるように言われました。

普段の生活ではなかなか実践するのは大変かもしれませんが、最低でも一口30回。いつもの2倍は長く噛んで食べることを心がけてみてください。

パートナーと向かい合ってゆっくり食事をする時間を持てば、自然と性欲を高める余裕も湧いてくるかもしれません。セックスレス解決の第一歩は、よく噛むことから。健康で充実したセックスライフを送りたいという方は、さっそく今日から実践してみましょう。