自分の性器を見たことがない女性は、セックスでイクことができない

当たり前ですが、意外と自分の性器に対して無頓着な女性って多いので書いておきます。彼と気持ちいいセックスがしたいなら、まずは自分の体に興味を持ちましょう!という話です。

おしゃれには興味津々でも、アソコには無頓着

同世代の女性とセックスについて話をしていて疑問に思うことがあります。彼女たちは、「セックスが気持ちよくない」「彼と相性があわない」という割に、「彼はセックスのときどこを触ってくるの?」と聞くと、「よくわからない」と答えるのです。

たしかに男性に比べて、女性器は確認しづらい構造になっていることもあり、なかなか見ようという機会が少ないのかもしれません。保健体育の授業でも、「月経」「射精」のことは教えてくれても、女性器の詳しい構造までは触れないことがほとんどですもんね。

性に対してそれほど興味を持たずに大人になった女性は、「アソコがどうなっているのかわからない!」という本音が漏れてもしょうがないことなのかもしれません。

それでも、好きな人ができてセックスする機会に遭遇したら、事前に自分のアソコをよーく観察してほしいのです。

だって、自分の体のよくわからない部分を異性にみせたり、触らせたりするんですよ。もしかしたらすごくグロテスクかもしれないし、臭っているかもしれない。それって怖くないですか?

メイクやファッションにはすごく気を遣っていても、あそこのケアには無頓着。セックスで一番大事な部分なのに、って思いますよね。

彼のセックスが下手という女性に限って…

そしてこういう女性が口をそろえていうのが、「彼のセックスがうまくない」ということ。当たり前ですよ。女性自身が自分の体はどうすれば感じるのか?どうすれば濡れるのか?を知らないのに、男性のテクニックだけでオーガズムまで導くことなど到底無理な話です。

自分の勉強不足を、男性のテクニックのせいにするなんて、酷すぎます。気持ちいいセックスをしたいなら、考え方をあらためましょう。

オーガズムは「イカされるもの」ではなく、「自分の意思でコントロールしてイクもの」です。男性任せの受け身セックスから卒業することが、気持ちいいセックスへの第一歩です。

性器は十人十色!個性として愛してあげよう

性器を知るメリットがわかったら、あとは実践あるのみ。お風呂に入ったときや寝る前などにM字開脚をしてのぞきこんでみましょう。よく見えない場合は、手鏡をつかうといいかもしれません。

・観察ポイント1「色は何色?」
性器の色はお肌や目の色と一緒で、みんな違うのが当たり前です。男性のエゴに振り回されることはありません。そもそも性器や乳首って、下着の摩擦によって色素沈着がしやすい部分なのです。色が濃くなるのは大人になった証だとおもって自信を持ちましょう。

・観察ポイント2「カタチは?」
私たちの顔が左右対称ではないのと同じように、性器の形も左右非対称が一般的。小陰唇の大きさもさまざまです。ビラビラを指で引っ張ってみて、どちらのほうが長いか比べてみましょう。

・観察ポイント3「クリトリスはどこ?」
外性器のなかで一番の性感帯といえば、クリトリスです。ここで感じるオーガズムは、「外イキ」と呼ばれ、最もポピュラーな快感といえるでしょう。

クリトリスは性器の上のほうに位置していて、通常は包皮のなかに隠れています。クリトリス包皮の両手でそっと開くと、小さな豆のような突起物が顔を出すはずです。

目で確認しづらい人は、クリトリス包皮を開いたまま、お尻の穴に力をいれてみましょう。すると、クリトリスが体の内側に引っ込んでいくのが見えるはずです。

自分の性器を知ることは、健康にも良いこと!

自分の性器について学ぶことは、セックスの満足度を高めてくれる以外にも、さまざまなメリットがあるんですよ。

普段から性器の状態を把握しておけば、性感染症などにかかった場合にすぐに異常に気付くことができます。お医者さんにかかったときでも「普段はこういう感じなんですけど・・・」と状況報告がしやすくなりますね。

体質にもよりますが、愛液の分泌量は健康のバロメーターにもなりますね。私は疲れがたまると濡れにくくなるので、ひとりエッチをしていて濡れにくいなぁと思ったら、ゆっくりお風呂に入ったり、たっぷりと睡眠を取ったり、意識して休息をとるようにしています。

女性器は顔や髪の毛と同じ体の一部。生命が誕生する大切な器官でもあります。「なんとなく見たくない」と避け続けるのではなく、ぜひ一度自分のアソコと対話する時間をもってみてくださいね。