オーガズムレッスン第1弾「自分の感度を知ろう」

女性とセックスの話をしていると、「彼のペニスの大きさや形」「クライマックスを迎えるときの彼の表情」など、男性の観察レポートがほとんど。彼女たちは、自分の性的反応についてまったく話をしません。

彼と深くつながっているのは好きだけど、オナニーをしてオーガズムを感じるときのように、体が欲情しないので、セックスが終わっても欲求不満のまま。

当然ですが、これでは相手の男性だって、満足しません。もちろん、オーガズムに達しないのは、女性だけのせいではありませんが、男性にしてみれば、「自分が恋人として力不足なのではないか」と思ってしまうのです。

なぜ、女性はセックスで深い満足を得られないのか。その理由は、女性自身が自分の体の構造をきちんと理解していないことが大きく関係しているでしょう。ここでは、セックスの快感レベルをぐんと引き上げる方法を学んでいきます。

1st STEP「自分の感度を知ろう」

1人で落ち着ける空間を準備してから始めましょう。このレッスンの目的は、自分の体を目覚めさせることです。「すぐにイクこと」をゴールとせず、ゼロからオーガズムのあいだにどれぐらい体が反応するかをじっくり観察しましょう。

以下のように、あらかじめ、体の反応と興奮度を測るための軸を持っておくと、自分の体に起こっていることについて、深く理解することができます。

例:
レベル1:低感度(いい気持ちがする)
レベル2:中感度(体がうずうずする)
レベル3:高感度(体が火照る)
レベル4:極感度(すごく感じている、イク寸前)

1.仰向けに横たわる

全身の力を抜いて、深呼吸を数回おこなう。肌に触れる空気を感じて、心臓の鼓動に耳を澄ます。目を閉じて、リラックスしましょう。

2.髪を触る

両手の指先を頭のてっぺんにおいて、指先で軽く触れながら、髪を撫でるような感じで下ろす。大好きな人に頭を撫でられているシーンを想像しながら。

3.指先を上半身へと下ろしていく

首筋と鎖骨を、軽いタッチで触れる。指先の動きにあわせて、神経の隅々が反応する様子に意識をむける。

4.鎖骨から乳房や乳首へと指を下ろしていく

できるだけゆっくりと。乳首が固くなり、息遣いにも変化があらわれるはず。

5.脇腹やお腹を撫でる

ここは性感の強いエリアなので、指先で軽くタッチするだけでも、背中にぞわーっとする感覚が走るはず。

6.いよいよ女性器

でも、いきなりタッチはNG。まずは陰毛を軽くなでて。ゆっくりと内ももや腰をさわる。下着の上から、ヴァギナに手を伸ばす。中指でくるくると円を描く。

7.脚を開いて、クリトリスの周辺に触れる

ふくらみのある性器全体をなでる。気持ちよさのあまり、おもわずオーガズムにむけて、激しく手を動かしたくなるかもしれませんが、ぐっと堪えて。

8.太ももやお尻を触る

ひざやふくらはぎの方まで手を伸ばして、フェザータッチを続ける。

いかがでしょうか。それぞれの段階で、さまざまなレベルの快感が味わえたはず。どこを触ると、どのぐらい感じるのかに意識を集中させることで、これまで眠っていた全身の性感帯が目を覚まします。体の反応を詳しく知っていれば、彼とのセックスでも性感度をすぐにあげられるようになるでしょう。