カップル円満の秘訣は「オーガズムもレディファースト」にあった!

Freedigitalphotos.net

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セックスでオーガズムを経験したことのない女性は6割とも言われています。

いつも不完全燃焼で終わるセックスに焦りや不満を感じたことはありませんか。

そこで今回は、男女のオーガズムの仕組みを解説した上で、セックスでの2人のすれ違いを防ぐちょっとしたアイデアをお届けします。

 

◆オーガズムに達するまでのメカニズム

オーガズムとは、性器で感じる快感が絶頂に達すること。オーガズムに達するまでには「興奮期(性欲を感じ、身体が性的反応を始める段階)」「高原期(オーガズムまでの助走段階)」「オーガズム期(快感がクライマックスに達する段階)」「消退期(快感が去り、身体が普段の状態に戻る段階)」の4つの段階があり、それぞれのプロセスにかかる時間は、男女の間で大きく異なるといわれています。

男性はちょっとしたきっかけで「性欲スイッチ」が入るのが特徴。視覚による性的興奮を得ることが多く、物理的にペニスに刺激を与えることで性欲に火がつくこともあります。オーガズムに達するまでのプロセスは、急上昇して急降下するイメージ。

一方、女性の場合は、性欲のスイッチを入れるのも、オーガズムに向かって興奮が高まるのにも時間がかかるのが特徴。オーガズムに達するまでの道のりは、男女によって違うので、ふたり同時にイクことはありえません。だからこそセックスの最中に自分やパートナーがどの段階にあるか観察して、それにあった行動を取ることが大切。

【男性】
興奮期:男性器の勃起
高原期:ペニスの先端から出るカウパー腺液
オーガズム期:射精
消退期:ペニスが通常サイズに戻る。興奮したり、勃起したりという性的反応を起こすことができなくなる。俗に言う「賢者タイム」

【女性】
興奮期:キスや愛撫などで性的興奮が高まる
高原期:膣の壁から愛液が出てくる。クリトリスがぷっくりふくらみ、外陰部が赤みを増し、膣口が広がる。その他、頬が赤くなる、高い声で喘ぐ、身体をよじらせる、手足が無意識のうちに外へ伸びる、乳首が隆起するなどの特徴がみられる。
オーガズム期:子宮と膣、肛門括約筋が約0.8秒に1回のリズムで収縮し、快感が全身に広がる。1回のセックスで続けて何度もオーガズムに達する人もいれば、深いオーガズムを1度だけ味わう人もいる。
消退期:性器や身体の反応が通常通りに戻り、心地よい気だるさと満足感に包まれる

 

◆“オーガズムもレディファースト”でずっとラブラブ!

パートナーとのセックスで、「いつも彼のタイミングでセックスが終わる」「まだ入れてほしくないのに」など、相手の身勝手な行動に冷めてしまった経験はありませんか。

前述通り、女性は男性に比べて、性欲スイッチが入れるのに時間を必要とする生き物。なので、そういう気分になっていないときにいきなり性器や性感帯を触られても、「セックスをしたい」とは思えないのです。

こういうときは、いきなりセックスモードに突入したりせずに、全身へのソフトな愛撫やハグなどのスキンシップから始めることが大切。

またオーガズムのタイミングも、女性が先というのが鉄則です。男性は一度射精すると回復までに時間がかかる上、射精後は性的興奮が急速に低下する特徴があります。

そのため、男性のほうが先に射精してしまうと、女性は「またイケなかった・・・」と不完全燃焼が積もっていく一方なのです。まずは女性からオーガズムに導いて、次に男性という順番がおすすめ。

オーガズムはセックスの最終目的ではありませんが、オーガズムによって強い満足感や幸福感が得られるのは事実。パートナーとの良好な関係を築くためにも、「セックスでの女性のオーガズム」にもっと関心をむけてほしいですね。