子宮、冷えてませんか?アソコがポカポカになる温めケア

すっかり冬らしい気温が続く今日この頃。この時期は、子宮も冷えやすいということをご存知でしょうか。ダイエットをしても痩せにくかったり、生理痛やPMSに悩んでいる方は、子宮を整える生活を始めてみるといいでしょう。

現代女性の子宮は冷え切っている?!

本題に入る前に、子宮について少し説明しておきます。

子宮は、妊娠時に胎児を守り育てるための”柔らかなベッド”の役割を担っている、伸縮性のある厚い筋肉でできた袋のような臓器のこと。普段はニワトリの卵くらいの大きさで骨盤底に固定されています。

生理周期に合わせて内膜が厚みを増し、受精しない場合は古い内膜ははがれ落ち、膣から排出されます。これが毎月の生理の現象で、生理後に体調がよくなるのは女性の体がリセットされた証拠。出産のためだけではなく、女性の美しさや健康を司る大切な生殖器です。

本来、子宮にはたくさんの血液が流れ込み、お腹の上から触っても温かいものですが、最近はお腹に手をあててもひんやりとしている女性が急増しているそうです。

その原因は、冷えやストレス。現代女性は、仕事や趣味にアクティブに活動するようになったため、気付かないうちに体に負担をかけてしまいがちです。頑張り屋さんな人ほど、子宮は悲鳴をあげていることが多いでしょう。

子宮の血行が悪くなると、痩せにくい体になったり、生理のサイクルの乱れにもつながります。逆に、子宮が健康だと、体調や美容にもうれしいことがたくさんあるということ。女性の健康のバロメーターでもある「子宮」を意識したライフスタイルを心がけることが大切です。

寝る前のストレッチを習慣にしよう

この時期はベッドに入っても、体が冷えて眠れないこともありますよね。そんなときは血行を改善するストレッチが効果的。今回は生理不順や冷えに効くヨガのポーズをいくつかご紹介します。

<ネコのポーズ>

両手を肩幅に開いて床に着き、両足は膝から足先まで床に着く。ゆっくりと息を吐きながら、おへそをのぞきこむように、頭をおろし、お尻から背中全体、頭までよく丸め、お腹を引き上げる。背骨の広がりを感じながら、吸う呼吸にあわせて、背中をそらせていく。吸った息が下腹から胸全体へ広がっていくイメージ。これを2~3回繰り返す。

<弓のポーズ>

額を床に着けてうつぶせになり、両足を肩幅に開いてヒザを曲げる。両手で足を持ち、アキレス腱を伸ばす。息を吐きながら、おへそとみぞおちの間を起点に、ゆっくり上半身と下半身を反らせる。吐ききったらしばらくキープ。

<ガス抜き>

全体の力を抜いてあおむけになり、両足をそろえる。かかとを押し出すようにして、下半身を伸ばす。息を吸いながら両ヒザを胸に引き寄せ、吐きながらキープ。3~5回呼吸を繰りかえす。

子宮は将来出産をする時にも大切な臓器です。両手で温めるだけでも効果はあるので、できるだけ冷えを避け、健康でしなやかな子宮を整えてあげましょう。

参考文献:国際ヨガ協会「ヨガでどんどん美人になる!」