女性であれば誰しも「クリトリスが秘める快感」を知っているもの。決して口に出しては言わないけれど、ほとんどの方がオナニーのときにクリトリスを刺激してオーガズムに達しています。
しかしながら、男性のほとんどはクリトリスの正しい扱い方を知りません。これは私の経験談ですが、何十人とセックスをしてきたなか、私からのレクチャーなしにクリトリスを正しく愛撫できた男性は一人もいませんでした。
セックスでイケない…と悩んでいるなら、まずはこの事実を知ることからはじめましょう。
男にとってクリトリスは未知の存在
初めてのセックスを思い出してみてください。男性のペニスを目の前にして、どうやって触ったらいいのだろう…?ちょっと気味が悪い……と感じませんでしたか。
これは男性にとっても同じこと。男性器と女性器、その作りは似ている部分が多いものの、見た目はまったく異なります。クリトリスを持たない男性にとって、その存在は未知なのです。
男性のほとんどはAVなどで「女性はクリトリスで感じるらしい」ということは知っていますが、それがどこの場所にあるのかよくわからない、というのがホンネ。
でも愛する女性の前ではかっこつけたいし、「クリトリスがどこにあるのか教えて」なんてみっともなくて聞けないのです。
私の経験では、7割の男性がセックスでクリトリスを触ろうとさえしませんでした。彼らの興味の対象は「おっぱい」と「膣」のみ。こんなセックスでは、イケるはずもありません。
残りの3割はどうだったのかというと、クリトリスの場所は知っていても、刺激の仕方が強かったり、微妙に位置がずれていたり……。まぁ、全然気持ちよくなかったです。
セックスでは女性が先生になろう!
バイオリンで美しい音色を奏でるためには、プロの先生に習って、何か月も練習する必要がありますよね。セックスだってトレーニングが必要です。
クリトリスもGスポットも、男性より女性のほうが扱いになれています。自分の性感帯はどこにあるのか、どんなふうに刺激すると気持ちいいのか。女性が先生になって、手取り足取りして指導してあげることが大切です。
私の夫も、交際を始めた当初、それはまぁひどいセックスをしていました。クンニはしてくれないし、力任せに腰を振って乱暴なピストン運動の繰り返し……。
クンニをおねだりしても、ベロンベロンと目的なく、アソコを舐めるだけ。しばらくして夫に聞いてみたら、これまで一度もクンニをしたことがなかったのだそう…。
でも私の夫はとても努力家で尽くし好きなので、「こうしてほしい」と明確に要望を伝えると、喜んで答えてくれました。最初はくすぐったいだけだったクンニも、何回か繰り返すとコツをつかんできて、今では私の指先よりも性能のいい「舌遣い」でイカせてくれます。
男性任せの受け身セックスはそろそろ卒業しましょう。これからはあなたが彼を育てるつもりで、ふたりで気持ちのいいセックスを作り上げていってくださいね。