セックスには不向き?ハイジーナ脱毛のおもわぬデメリット

海外セレブのあいだでは当たり前のハイジーナ脱毛(=性器周りの陰毛を処理すること)。近年、女性誌でも特集が組まれるようになり、日本にも浸透しつつあります。

たしかに脱毛をしていると、Tバックや水着を履くときに「ハミ毛」を気にしなくてもいいし、生理のときも快適に過ごせそうですよね。でも前剃りしてしまうと、セックスのときはおもわぬデメリットがあるんです。

陰毛の役割

まつげは目にゴミが入るのを防ぎ、髪の毛は大切な頭を守るためにあります。このように体毛は、それなりの理由があって必要な場所に生えているのです。

もちろん、陰毛にも性器を守る役割があります。陰毛は、直接的な刺激からクリトリスや膣を守り、ウイルスや細菌が膣内に入らないようにする役目も果たしています。将来、妊娠や出産を考えている女性なら、絶対に残しておいたほうがいい「毛」なのです。

セックスにも支障がある?

陰毛は性器の温度を一定に保つことで、セックスのときに愛液を分泌しやすくする働きもしています。

女性は性的に興奮すると、外陰部の血管が拡張し、それによって愛液が活発に分泌されます。しかし陰毛を剃ってしまうと、性器が冷え、拡張した血管がすぐに収縮してしまうため、濡れにくい体になってしまいます。

愛液は男性のペニスを受け入れるための「潤滑油」のような役割を果たしていますから、その分泌がされにくくなると「気持ちのいいセックス」もいつの間にか遠ざかってしまうのです。

最後に

海外ではアンダーヘアのお手入れはパートナーへのマナーとされ、ハイジーナ脱毛をする女性が多くいますが、その流れになんとなく乗っかってしまうとセックスライフにもおもわぬ影響が出てしまいます。

「陰毛が生えていてこそ、大人の女。女の陰毛を愛してこそ、大人の男」ということを頭に入れて、これからも毛となかよく共存してくださいね。