性交痛で悩んだ時の強い味方!ローションの正しい使い方

ローションといえば、ソープランドでマットプレイを楽しむためのものとしてのイメージが強いせいか、カップル同士のセックスで使うのには抵抗を感じる人もいるのではないでしょうか。

でも最近のローションは、女性目線の可愛いデザインのものが種類豊富で、女性誌でも取り上げられるなど、そのイメージは少しずつ変わりつつあります。セックスをもっと楽しくするための道具として、一度取り入れてみるのもアリかもしれません。

性交痛で悩んだら、ローションの出番

実はローションは、セックスカウンセリングの現場でもよく勧められるほど、ポピュラーなラブグッズ。性交痛や濡れにくいといった悩みを解決する強い味方です。

愛液の量は人それぞれ。生理が近かったり、ストレスを溜めていたり、心身の影響を受けやすいため、時間をかけて前戯をしても「なんだかいつもより濡れないなぁ」と思う日もあるはず。

どんなにセックス好きな女子でも、濡れないことはあります。愛液の分泌量が少ないからって、引け目を感じることはまったくありません。挿入しても痛みが残る……そんなときは、前向きにローションを使いましょう。

ローションを選ぶときの注意点

ローションは用途によって使い分けをするのが鉄則。使われている成分によっては、膣に入るとかゆみを伴うものもあるので、選ぶときは、ラベルの成分を確認してから購入するのがおすすめ。

特に、日本製のローションは、水と“ポリアクリル酸ナトリウム”という吸水成分でできているため、膣内に入れると洗い流しづらく、肌水分を吸収することで、乾燥によるかゆみや雑菌の繁殖を引き起こすこともあります。

お風呂で全身を塗って、ヌルヌルした感覚を味わうプレイには向いていますが、膣やペニスに塗って、挿入をすることはおすすめしません。

一方で、性交痛の軽減に向いているローションの成分は、グリセリンタイプ。この成分は、水に溶けやすく、膣に入っても安心・安全。日本製のローションと比べて、単価は高めですが、挿入時に少し使う程度なので、一度購入すれば、長く持ちます。

いろんな種類があるので、いくつか試した上で、一番気に入ったものを選ぶといいでしょう。最近は、雑誌の付録やラブグッズを購入した際のおまけとしてサンプルがついてくることもあるので、もうすでにお家にあるという人は成分を確認してから、実際に使ってみるといいと思います。

どうやって彼に提案したらいい?

彼とのセックスで使うときは、提案の仕方も工夫して。

彼女からいきなり「ローション使って」と言われてしまうと、男性によっては、自分のテクニックに不満があるのかと怒ってしまいます。彼のプライドを傷つけないためにも、女性の体に関する正しい知識をあらかじめ伝えてあげることも大切。

そして、実際に使うときは、「これ、雑誌のサンプルについてたんだけど」「友達からもらったの」などの“言い訳”を付け加えるのもやさしさです。まずは、彼のペニスに塗って、あなたの手で刺激してあげましょう。

一度、ローションの気持ちよさが分かれば、「またアレ使ってみよう」「新しいのも試してみたい」など、提案もしやすくなるはず。マンネリ気味のカップルは、ローションを湯せんにかけて、“あったかプレイ”を楽しむのも新鮮!

性交痛の軽減やマンネリ解消のアイテムとして、カップルのラブライフに取り入れてみてはいかがでしょうか。