「乱れてはいけない」という理屈がセックスをつまらなくする

先日、近所から女の喘ぎ声が聞こえたという記事を書きました。

声が聞こえてきた部屋を特定することはできたのですが、その女性の姿まではみえなかったので、どんなセックスをしていたのかはよくわかりません。しかしその女性の喘ぎ声を聞いただけで「あ、この女、たいして感じてないな」と確信したのです。

「ぁ…ぁあん」と蚊が鳴くような声。こういう声を出せば男は喜ぶんでしょ…と言わんばかりにか細い声を出していました。

外国人と日本人のセックスの違い

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外国人に比べて日本人のセックスはおとなしく受け身だ、と言われますよね。私は独身の頃に何度か外人とセックスをしたことがあるのですが、そのうちの1人の男性から「あなたは日本人なのに積極的だよね」と言われたことがあります。

「いったいほかの女はどんなセックスをしてるわけ?」と彼に聞いてみると、見せかけビッチが多いとのこと。

「ホテルに行くまでは積極的な女の子も、日本人はベッドに入った途端、おとなしくなる子が多い。オーラルセックスにも積極的ではないし、新しい体位に挑戦しようと提案しても断られてしまう。どこが気持ちいいのか聞いても、恥ずかしいといって教えてくれなかった」

彼の母国(インドネシア)では、宗教上「婚前交渉はいけないこと」と考える人も多いことから、結婚後、夫婦間のセックスをすごく大切にするそうです。彼によれば、「インドネシアではセックスがうまういかなくなるとカウンセラーに相談しに行き、夫婦でセックスの話し合いをするのは普通のこと」なのだそう。

「それに比べて日本人は遊びのセックスはしても、ひとりのパートナーと深い関係になろうとしない」と話していました。

なぜ日本人のセックスは受け身なのか?

仕事もスポーツも、練習や経験を重ねるごとに上達するのが一般的です。しかし日本人のセックスは、経験に快感が比例していないことが多い気がします。

これはパートナーとのコミュニケーションが圧倒的に足りていないせいです。気持ちいいセックスをするなら、自分の性感帯を相手に伝えてしまうのが一番。それなのに日本人(とくに女性)は「好きな人の前で乱れてはいけない」「性欲が強い女ははしたない」という理屈が邪魔をして、本能のままにセックスを受け入れることができないのです。

「女は貞淑であるべき」という男たちの古い価値観が影響しているのでしょうが、そんな自分本位な幻想を抱いている男とセックスして幸せなのでしょうか。

性器を摩擦するだけでは本当に気持ちいいセックスはできません。愛する人と心が通い合い、全身が深い快感で包まれるような経験をしたことがないのに、「わたし愛されてる♪」なんて思い込むのはなんだか哀れです。いい加減、目を覚ましましょう。

欲求を解放させるには

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理想は愛する人に素直に自分の欲求を打ち明けられるようになることですが、最初から実践できる女性はそう多くありません。そこでおすすめしたいのが、羞恥心を取り払うための練習として「遊びのセックス」を経験することです。

セックスする相手は、恋愛感情のない男性を選びましょう。合コンやパーティなどで出会った男性とハメを外すつもりでホテルへ行くぐらいがちょうどいいでしょう。

相手のことが好きだとセックス中も「こんなことしたら嫌われるんじゃないか」と自分の快感に制御をかけてしまいがち。その点、どうでもいい男が相手なら「せっかくヤルんだからモトとってやるぞ!」ぐらいの意気込みでセックスに没頭しやすくなるのです。

人は貪欲なもので、一度でも抑圧から解放されたセックスを経験すると、上っ面のセックスでは物足りなくなる生き物です。

「あの晩よりも気持ちいいセックスをしたい」と気持ちが高まり、本当に好きな人ができたときでも「こうしてほしい」と素直に欲求を打ち明けられるようになることでしょう。