女子SPA!が、性的パートナーがいる30代男性100人にアンケートを取ったところ、「1回のエッチで何回イカせるのか理想か?」という問いに対して、「1回(44名)」、「前戯・挿入で1回ずつ(49名)」、「イカせなくていい(4名)」。
なんと9割以上が「彼女をイカせなきゃ」とプレッシャーを感じていることが明らかに。セックスで「イケない」と悩む女性は多いですが、男性も同じ悩みを抱えていたとは・・・ちょっと意外な結果でした。
そこで今回は、愛し合う2人に知ってほしい「女性のオーガズムとの向き合い方」について考えていきたいと思います。
目次
そもそも、なぜイカせることにこだわるの?
「彼女を何としてでもイカせたい!」と男性がテク磨きに固執してしまう理由は、以下の主に3つに分類できます。
1:テクニックに自信がないから
ほとんどの男性は、自分のテクニックに自信がありません。しかも射精に比べて、女性のオーガズムは、目に見えないだけに見極めは困難。だから余計に「はっきりとした確証」が欲しくなるのかもしれませんね。
2:彼女が乱れる姿を見てみたいから
普段、AVをおかずにひとりエッチをしている男性は、同じようなリアクションを生身の女性にも期待することがあります。「あぁ~ん!」と激しく喘いだり、潮を吹いたりする姿をみて、興奮を覚えるのです。いずれも女性から見れば、それってホントにオーガズムに達しているの?!と疑わしい反応ですが…。
3:「射精=ゴール」だと考えているから
男性の場合、セックスやひとりエッチでも、一度勃起をすると「射精」というゴールにむかって猛スピードで走り抜けようとします。しかし女性にとっての快感は、もっとゆるやかで、必ずしもオーガズムがゴールとは限りません。そのズレを理解していない男性は、「イカせること=女性の満足」と誤解してしまうのですね。
オーガズムについて女性の本音は
一方で女性140名に「イカせてくれるどうかの重要度」を聞いたところ、「絶対にイカせてほしい(48名)」、「どちらかといえばイカせてくれる男性がいい(68名)」「イカせてくれなくてもいい(24名)」という結果に。
「イカせてくれなきゃ嫌だ!」と厳しい本音を漏らした女性は、わずか34%でした。男性が感じているほど、女性はセックスでのオーガズムに絶対的なこだわりはないように見えます。
しかしオーガズム経験者に絞ってみると、82%が「イク」ことを重要視していることも判明。
……かくいう筆者も、かつては「イケなくても気持ちいいなら問題なし」と思っていましたが、セックスでイクコツを覚えて以来、「絶対にイキたい派」に変わりました。なので、このあたりは女性の経験値によって、感じ方が違ってくるのかもしれませんね。
テクニックより「ツボ探し」に励もう
最近は、雑誌やインターネットで、女性のひとりエッチやオーガズムに関する情報がオープンにされてきたせいか、「マニュアル」に囚われたセックスをしているカップルが増えているように感じます。
とくに男性の場合は、AVがセックスの教科書になっていることも多いので、「潮吹き=オーガズム」と勘違いしていることも。
セックスのときに「イカせてあげられなくてごめんね」と落ち込む彼をみていると、「イカなきゃ!」とプレッシャーを感じてしまうこともあるかもしれませんが、そんなときは、今一度、「なぜ彼とセックスをするのか?」と自分に問いかけてみてください。
オーガズムは、くしゃみやおならと同じ「生理現象」のようなものなので、セックスのゴールにする必要はありません。それよりも「気持ちいいツボ」が分かり合えるように、肌の触れ合いを大切にしてみてはいかがでしょうか。