セックスってどうしてもイカなきゃいけないもの?

セックスってどうしてもイカなきゃいけないもの?
セックスってどうしてもイカなきゃいけないもの?

Freedigitalphotos.net

女の快感を度外視して、自分勝手なセックスをする。こんな男は迷わず願い下げですが、「女が満足するまで前戯をやめない男」というのも考えもの。

セックスでオーガズムを経験したことがない女性にとって、この種の男が繰り広げる「的外れな奉仕」は、苦痛でしかありません。

「どうしても女性をイカせてみたい」という男の心理とうまく付き合うにはどうすればいいのでしょうか。

 

◆「またイケなかったね」無神経なセリフを吐く男の心理

男性にとってセックスの喜びは、①射精の快感、②女性を満足させること。彼らはこの両方を達成する事で、男としての自信を獲得し、目の前にいる女性を更に愛することができるのです。

しかし「女の体」というのは、男性が思っているよりも、ずっと繊細で複雑。アダルトビデオやセックスマニュアル本で学んだテクニックを真似しているようでは、オーガズムに導くことなどできません。

そのことを理解していない男性は、セックスで女性が期待通りのリアクションを返さないと「こんなに頑張っているのになんで満足しないんだ」「俺じゃダメってことなのか」と自分を否定された気分になります。

そしてある時、「またイケなかったね」「イカせてあげられなくてごめん」「イケない体質なの?」という言葉になって、本音が溢れ出すのです。

 

◆オーガズムは快感の1つに過ぎない

男性もセックスに不安を感じているとはいえ、大好きな彼から「またイケなかったね」なんて言われたら、女性は傷つきますよね。「イケない私って欠陥品なの?他の人はみんなイってるの?」と不信感が募るのも当然だと思います。

人によっては、セックスでイケないことがプレッシャーになったり、演技をしてしまったりすることもあるでしょう。

ここまでくると、本来、愛情を確かめあうためにするセックスが、彼の顔色をうかがってばかりの「楽しくないセックス」になってしまいます。

たしかにオーガズムのあるセックスはすばらしいものですが、「イクこと」をセックスのゴールのようにとらえるのは、間違いです。

オーガズムはあくまでも「快感の1つ」でしかありません。イケないことに劣等感を抱いたり、彼に嫌われるかもと考えたりしなくて大丈夫。

まずは今の自分や彼とのセックスを前向きに受け入れることから始めてみて。そして、これまでよりも少しだけセックスに積極的になってみましょう。

オーガズムは彼が与えてくれるものではなく、自分で学んで引き寄せるもの。自分の性感帯や愛撫のコツを見つけ出し、彼に伝える姿勢を大切にしていれば、自然にイケるようになるはずです。