じわじわと快感を高める「指愛撫の手順と感じるタッチ法」

最近はローターやバイブなどの道具をつかってオナニーを楽しむ女性も増えていますよね。ラブグッズは、手が疲れることなく短時間で「快感」を得られる便利な道具ですが、やっぱり基本は「自分の指」で快感を高めるテクニックを習得しておきたいところ。

そうすることでセックスのときも、彼に気持ちいい部分を伝えやすくなるなど、さまざまなメリットがあります。ここでは、初心者に戻って今一度、「自分に対する指愛撫の手順」を学んでおきましょう。

肌触りのいい下着をローション代わりに

いざオナニーをするとなると、すぐに下着の中に手を突っ込み局部へタッチするという方も多いのではないでしょうか。セックスとは違い、オナニーの目的は「自分が気持ちよくなること」なので、オーガズムまでの最短ルートを求めてしまいがち。

時間がないときはファストオナニーでも問題はないのですが、たまには全身の性感帯を呼び起こすつもりで導入部分を楽しみたいところ。衣服や下着の上から胸や局部を優しく触ります。

手のひらで包み込むようにタッチしたり、指先を軽く動かしたりして、刺激の違いを味わいます。このとき、ランジェリーは肌触りのいいものを選びます。そうすることで直接触れるよりもソフトな快感を届けることができ、布がローション代わりとなって摩擦を防いでくれます。

体の端から中心部へ

下着の上からの愛撫を楽しんだら、次は直接肌に触れていきます。このときもまだ「局部」へ急発進はNGです。快感を高めるコツは、敏感な乳首や性器へのタッチを一番最後に持ってくること。

たとえば、「耳や首筋→デコルテ→二の腕→脇腹→内もも→お尻→胸→性器」といった感じで、お気に入りの性感帯を感度の低い順から組み合わせていきましょう。

「端から中心へ」という発想は、胸や性器を愛撫するときも応用できます。胸の場合、「乳房を揉む→乳輪を指先でなぞる→乳首をつまむ」。性器の場合は、「クリトリスとGスポットをお預けにして、小陰唇や膣前庭などの性感帯から撫でる」など、外側からじわじわと攻めることで期待感を高めることができるでしょう。

フェザータッチを楽しむ

指愛撫で感じるためのポイントは、フェザータッチを覚えることです。手のひらを開き、ダラリと力を抜いた状態で体に触れます。そのまま触れるか触れないか程度の強さで、ゆっくりと手を滑らせましょう。

くすぐったいと感じる部分は、性感帯が隠れているサイン。繰り返し触り続けることで、気持ちいいと感じるようになるはず。もっと直接的な刺激が欲しくなっても、グッとこらえます。

フェザータッチで焦らす時間を持てば、間違いなく性感は高まることでしょう。まずは自分自身で習得したあとに、彼にも教えてあげるといいかもしれませんね。

自己陶酔を貫こう

「オナニーをしていると何やってるんだろう」と我に返ってしまい、プレイに集中できないという声を聞きます。これは「自己陶酔」が足りないせいだと思います。

オナニーで感じるには、「自己陶酔」を貫くことが大切です。「私の肌ってつるつるで気持ちいい」「おっぱいが柔らかくて気持ちいい」「アソコがあったかくてヌルヌルしてエッチな気分」など、言葉にするとバカっぽいですが、心の中で唱えるのです。

セックスのときに、最初はその気になれなくてもあえぎ声を出して感じているフリをしているうちに、本当に気持ちよくなった…という経験はありませんか。

これと同じで、「自分にうっとりする」ことで、性感を高めることができるのです。その点では、セクシーな下着や全身鏡を用意して、自己陶酔できるように環境を整えるのも効果があるかもしれませんね。