処女だけどオナニーってしてもいいの?バイブの挿入はアリ?

最近、高齢処女という言葉をよく耳にします。若い女性のセックス経験値は、「ビッチ」と「処女」の二極化が進み、アラサー女性でも4人に1人が処女なのだそうです。

しかし年齢を重ねると沸いてくるのが「オーガズムや挿入への関心」ですよね。「処女だけどオナニーってしてもいいの?」「中イキが気になるけどバイブを挿入したら処女膜ってどうなる?」など、バージン女性のオナニーのお悩みにお答えしていきたいと思います。

ほとんどの女性が「処女」でオナニーを経験済み

まず「処女だからアソコを触るのが不安」とオナニーを躊躇している方のために、女性のオナニーの実態をお伝えしましょう。

私の取材ではほとんどの女性が処女の頃にオナニーを経験しています。

きっかけは「寝る前にアソコを触っているうちに気持ちよくなってきて自然とはじめた」「兄の部屋で見つけたエロ漫画を読んでムラムラしたから」などさまざま。物心をついた頃からオナニーをしていたという女性もいて、彼女たちの多くは自分のしている行為が“オナニー”だということに気付いていません。

食欲や睡眠欲などと同じように、ごく自然な形で欲求が発生してオナニーが習慣になる方が多いようです。

だから安心してください。処女でも心の赴くままにアソコに触れて大丈夫です。

処女膜が破れる心配は…?

オナニーをするときバージン女性の多くが気にする「処女膜の存在」についても触れておきましょう。

処女膜は、膣口のすぐ内側にあるフリルのような粘膜のひだのこと。“膜”といっても膣口を完全にふさいでいるわけではなく、小指の大きさぐらいの穴が開いています。

「処女は処女膜があるから初めて挿入するときに入り口が狭くてなかなか入らない。出血するもの」と思っている方も多いでしょうが、処女膜は激しいスポーツなどで破れることもあるので、全員が初セックスで出血するわけではありません。

さらに処女膜は収縮性に富んでいるため、前戯できちんと濡らして優しく挿入すれば破れることもないそうです。

おもちゃ初心者はローターから

とはいえ初めてオナニーをするバージン女性には、まず指で外側(クリトリス)を刺激するオナニーをおすすめします。おもちゃを使うときは、ローターがおすすめです。

中に挿入するバイブに比べて、ローターはシンプルな構造で使いやすいのがメリット。クリトリスだけでなく、首筋や乳首など、全身に当ててみると思わぬ性感帯が発見できるかもしれません。

インターネットなら500円ぐらいから購入できてお財布に優しいのもうれしいですよね。すこし値が張るものだと、振動の強弱、リズムや速さなどをこまかく調整ができたりして機能性が高まります。

自分のお好みのアイテムをみつけて、オナニーのバリエーションを広げてみてくださいね。

処女でもバイブって使っても平気?

ローターを攻略したら、次に気になるのがバイブですよね。中イキってそもそも何なのか?という疑問と、挿入への好奇心で胸がいっぱいになりませんか。

私はロストバージンがわりと遅かったので、中学生ぐらいにセックスのやり方をネットで知ってからは、蛍光ペンや指をアソコに入れて疑似挿入を味わっていました。

ペン以外にも野菜や麺棒を入れたことがある…という体験談をたまに聞くことがありますが、いずれも衛生的に良くないですし、膣内で破損した場合に危険なのでやめましょうね。

中イキを味わってみたい人は、バイブに手を出す前にローションや唾液をつけた指を1本だけ膣の中に挿入し、感じるポイントを探ってみるといいと思います。

自分の指なら小回りが聞く分、それほど異物を入れる恐怖心もないはずです。慣れてきたら、小さめのバイブをゆっくりと挿入してみましょう。

バイブで初セックスの痛みは消えるのか?

バイブに慣れすぎると、初めてセックスするときに痛みがなくなるのでは・・・?と疑問に思う方もいるかもしれません。人によってはそうかもしれませんが、自由気ままにできるひとりエッチとは違い、セックスには「第三者の視線」が加わります。

それによって心と体の緊張感が高まり、痛みを伴うこともあるでしょう。挿入は男性が主導権を握るのが一般的なので、いくらラブグッズに慣れていても、経験値やリアクションは「処女のまま」と考えていいと思います。

「処女だから」といって、消極的にならずに、自分の性欲と前向きに付き合っていきましょうね。

焦ってセックスするより「オナニー」を

女性の中には、「オナニーなんて惨めでイヤ」という人もいます。でも、そうやってネガティブに捉えるのってすごくもったいないと思うんです。

疲れたときはおいしいご飯を食べて、ぽかぽかのお風呂にゆっくりと浸かれば、体が癒されて、リフレッシュできますよね。オナニーは、その感覚に近いと思っています。

誰にも干渉されることなく、自分の体と向き合う時間は、至福のひととき。さらにオナニーは、自分が感じる場所を知ることもできます。

自由自在に快感をコントロールできるようになれば、近い将来やってくる愛する人とのセックスでも、心身が深く通い合う交流ができるはず。

女性にとってオナニーは、「癒しと自分磨きの時間」。「中イキってどんな感じ?」「おもちゃも使ってみたい!」というモヤモヤは押し殺さずに、気軽に試してみるといいと思います。