挿入時の性交痛を和らげるためのオナニーのポイント

性交痛を和らげるための3つのポイント

挿入時の性交痛で悩んだことはありませんか。痛みを気にするあまり、アソコが乾いてしまったり、途中でセックスを中断することになったり……。「セックス=痛いもの」というイメージにとらわれてしまうと、彼とのスキンシップも苦痛に感じてしまいますよね。

性交痛はセックスに慣れていない女性やセックスご無沙汰の女性からよく聞くお悩みですが、痛みを和らげるには普段からオナニーで自分の性器と触れ合っておくことが大切です。そこで今回は、挿入時の性交痛を和らげるためのオナニーのポイントをご紹介します。

そもそも性交痛ってどうして起こるの?

性交痛はセックスで指やペニスを膣に挿入する際に感じる痛みのこと。セックス初心者の女性やセックスご無沙汰の女性がよく抱えるお悩みです。

性交痛の主な原因は、
1.セックスや挿入に対する恐怖心や緊張からくるもの
2.前戯が不足している
3.パートナーの理解不足
などが挙げられます。

性交痛を解決するためにはパートナーの協力が必要不可欠!とくに若い男性は、セックスのときに勃起するとすぐに挿入したがる傾向があるため、前戯がいいかげんになりがち。ちょこっとキスをして、胸とおっぱいをテキトーに愛撫したら、すぐ挿入……。女性側の受け入れ態勢が整っていないのに、こんな前戯で無理やり挿入されたら痛みを感じるのは当然のことです。

その場合は遠慮せずに「前戯の延長」をおねだりしましょう。「緊張してて…ちょっと痛いみたい。もう少し胸を愛撫してくれる?」など、<痛みを感じる理由+具体的な要望>を伝えることで、男性側も安心して奉仕してくれるはずですよ。

オナニーはセックスの準備体操!性交痛にも効く

性交痛で悩む女性の中には、「彼も協力的でたくさん前戯をしてくれるけど、どうしても痛くて挿入ができない」という人もいます。実は私も処女を喪失したばかりの頃は、どんなに長い時間をかけて前戯をしてもらっても、挿入が苦痛でたまりませんでした。

前戯で濡れていても、彼がコンドームをつけている最中に乾いてしまい、ペニスを挿入するだけで一苦労。いつも挿入のときは「早く終わってくれ~!!」と心の中で叫んでいたのです。

そんなときに実践したのが、オナニーのときに膣に指を挿入し、セックスを再現してみることでした。もともとオナニストだった私ですが、処女の頃はもっぱらクリトリス派だったので、自分で膣を触るのはほとんど初めての体験。

ここでは、実際に私が試してみて効果があった、性交痛に効くオナニーのやり方を3つご紹介します。

性交痛を和らげるオナニーのやり方「①興奮スイッチを知る」

前戯で感じていても、挿入になると緊張して一気に冷静モードになってしまう……。その場合は、オナニーで自分の興奮スイッチを学んでおきましょう。

具体的には「ムラムラするおかず」を見つけることです。彼氏とのセックスを妄想してもいいですし、AVやエッチな漫画から探してみてもいいでしょう。

例えば、複数プレイが好きな人は頭の中で理想の男性2人に無理やり犯されるシーンを思い浮かべながら、片手は胸や性器を愛撫、もう一方の手は指を自分の口の中へ挿入するなどして、疑似3Pを再現します。

そんなこと変態すぎてできない…と引け目を感じることはありません。あなたの彼だって普段は口にすることはなくても、頭の中でも“いけない妄想”をたくさん繰り広げているもの。思春期の中学生男子になったつもりで、ひとつでも多く自分がムラムラできるおかずを探してみてくださいね。

性交痛を和らげるオナニーのやり方「②全身マッサージ」

セックス初心者の女性は、オナニーの経験も乏しく、自分がどこを触られると感じるのか分からないという人もいます。

しかしセックスの快感は彼が一方的に与えてくれるものではなく、二人で作り上げるものです。あらかじめオナニーで自分の身体をよく知り、彼に具体的なおねだりをできるようになっておくことはとても大切。

女性の体は頭のてっぺんから足先まで全身が性感帯です。オナニーをするときはいきなり性器へ手を伸ばすのではなく、全身へのフェザータッチからはじめてみましょう。

・乳首は指先で円を描くだけでなく、軽くつまんだほうが感じる
・耳の裏が指先で触るとぞわぞわとして気持ちいい

など、どこをどうやって触ると感じるのか、詳しく学んでおくと、男性に伝えるときに役立つはずです。

性交痛を和らげるオナニーのやり方「③指を入れる」

挿入時に感じる痛みは「異物を入れることへの恐怖心」が多いに関係しています。婦人科で子宮がんの検診をしたことがある方ならお分かりかと思いますが、お医者さんに検査器具を挿入されるときも体がこわばってしまうものですよね。

セックスもそれと同じです。いくら大好きな彼のおちんちんとはいえ、セックスに慣れていない女性にとっては異物に変わりありませんから、どうしても恐怖心が伴うのです。

それを克服するには、オナニーで膣と触れ合っておくのが効果的。全身へのマッサージやクリトリスの刺激で膣が十分に潤っているのを確認したら、膣に指を1本挿入してみましょう。

膣から分泌される愛液を指先で小陰唇やクリトリスへ伸ばすようにします。ゆっくりとした呼吸を繰り返しながら、ゆっくりと指を挿入してみてください。

膣の入り口付近には「Gスポット」という敏感な性感帯があります。場所は膣口から3~5センチほど奥にある膣壁のお腹側の部分。Gスポットはクリトリスの脚にあたる部分で、ここを指の腹で軽く押したり、ぐるぐると円を描いたりするとじわじわと快感が高まるのです。

最初はぼんやりとした感覚しかなくても、何度も触るうちに感度は磨かれていくので、気長に続けてみてくださいね。

セックスの経験が浅かったり、セックスをしていない期間が長く続いたりすると、「うまくできるかな」という不安から、体が硬直してしまうもの。そんなときは、オナニーのやり方を工夫して性交痛に備えてみてくださいね。