愛情のあるセックスを知らないと恋に臆病になる【オナニー白書Vo5】

この連載では、20代~30代のイマドキ女子たちのオナニー事情を個人取材。女性目線で、女性が気持ちよくオナニーを楽しむための秘訣を大調査していきます!

今回のオナニスト人物紹介

今回お話を聞いたのは、29歳ベリーダンスの講師をしている女性。容姿端麗にもかかわらず、恋愛やセックスには臆病な彼女。

いわゆる“結婚適齢期”といわれるお年頃ですが「もう何年も彼氏ができないんです」と話してくれました。そんな彼女のオナニー事情とは…?

超お盛んな処女時代

ーー性の目覚めを教えてください。

「12歳の頃です。ちょうど生理が始まって、自分の体に興味を持つようになりました。中学生の頃は、毎晩している時期もありました。

でも高校生になると、周りの友達に彼氏ができて、『○○と××がエッチした』『あの子はまだしてないよ』という会話が飛び交うようになり、セックス経験のなかった私は、『遅れてる』『処女とかダサいかも』とコンプレックスを持つようになりました」

ーー私も処女喪失は遅い方なので、すごくその気持ちわかります!

「あと同じぐらいの時期に『男子ってオナニーしてるらしいよ、変だよね』という話を耳にすることが多くて。『女なのにオナニーをする自分っておかしいのかな』と思ったこともありましたね。とはいえ、当時は性的なことへの関心も強かったし、対人関係のストレスで眠れなかったりして、しょうがなくオナニーをしていました」

セックスは苦い思い出ばかり…

ーちなみに初体験はいつですか?

「20歳の頃。初めてのセックスは嫌な思い出しかありません。とにかく挿入の痛みに耐えられなくて……!何度も挑戦したけど、結局最後までできませんでした。その彼には『他に好きな人ができたから』と振られてしまって…。そのときは『セックスがうまくできなかったことが破局の原因なのかなぁ』と悩みましたね。

ーーあららそれは苦い思い出ですね。

「でもすぐに2人目の彼氏ができて、その彼とは1年間同棲をしていました。その彼は性に対してすごくオープンで性欲も強く、セックスはほぼ毎日していました。部屋ではいつもAVが流れていて、マニュアルに沿ったセックスをする人でした。フェラチオのときに頭をおさえられたり、女性のことをまったく無視した、自分勝手なプレイが多かったです。

今振り返ると、少しは抵抗しておけばよかったなと思いますけど、当時は経験値も浅かったので『セックスってこういうものなのかなぁ』と割り切って演技をしていましたね。最後はセックスが苦痛になって、お別れすることに……」

ーーお互いに若かったせいもあるのでしょうけど、ろくでもない男たちと付き合ってきたんですね。

「はい、ダメンズ好きですね。私の中ではこの2つの恋愛がけっこう大きく自分の恋愛観に影響していて、今でも『セックスと愛情』を切り離して考えるところがあります。言い寄ってくる男性がいても『どうせやりたいだけでしょ……』って思ってしまって。恋にも消極的になってしまいます」

次こそは心が通い合うセックスを!

ーー今後はどんなセックスをしていきたいですか。

「ここ数年は、仕事や結婚の悩みが頭から離れず、なかなか性的な気分になれない日が続くこともあるんです。枯れちゃってますよね……(汗)

結婚のことを考えると、将来のパートナーとはお互いの体のことをよく理解して、愛情のあるセックスができる関係でいたいんです。

これまではセックスでも『可愛く見られたい』という思いが邪魔をして、心の通い合うセックスができなかったので、次に付き合う人には、オナニーのことも含めて、自分を曝け出していけたらいいなと思っています」