男性が「イカせること」にこだわる3つの理由と模範解答

セックス中に男性から「イッた?」「イキそう?」と聞かれて返答に困ったことはありませんか。

毎度お決まりのようにこの質問を投げられると、女性も「イカなければならない」と脅迫観念にかられて、セックスが楽しめなくなってしまうもの。

でもどうして男性たちは、女性をイカせることに強い執念を燃やすのでしょうか。今回は、「イカせること」にこだわる男性の心理にせまってみました。

1.彼女が満足しているか不安だから

自分のテクニックに自信がなく、謙虚な男性ほど、「愛する彼女が満足できているか」「独りよがりなセックスで終わっていないか」と気にするものです。

筆者の経験上、男性に「イった?」と聞かれたときは百発百中でイってません。そもそもオーガズムは、男性のテクニック云々よりも、女性がセックスに主体的になることのほうが重要です。

イカされるのではなく、イク。女性が自分の意思をもって、快感をコントロールしなければ、なかなか絶頂に達することはできないのです。

「イった?」は女性を困らせる厄介な問いかけではありますが、その言葉の裏側には、男性の「やさしさ」があることを忘れないでおきたいですね。

2.「イカせた!」という達成感を味わいたいから

2つ目の理由は、男性の自己満足に近いです。男性にとって「女性をイカせた」という事実は、自分の自信につながります。ほかの男よりも優位に立てる…と思い込んでいるんですね。

中学生男子が童貞を捨てたかどうかで背比べをするように、男性は童貞を捨てると「女性を満足させたかどうか」で競うようになるのです。

だから男同士の飲み会はえげつない。「オレの彼女、セックスのときこんなふうになるんだぜ~(だからオレのテクはお前らより上だ!)」とマウンティングが止まりません。

まぁ、こういう会話をする男性はほとんどどんぐりの背比べに近いのですが、むやみやたらとプライドを傷つけると勃起不全になるので、「見栄っ張りなんだな…」と心の中でつぶやく程度にとどめておきましょう。

3.本当に分からないから

男性の場合は、「射精=オーガズム」です。白い液体がビュビュビュと出て終わり。とても分かりやすいのですね。それに対して女性のオーガズムは複雑。人によって反応もさまざまですし、見た目ではわかりにくいという問題もあります。

よくアダルトビデオではAV女優が「イクイク~」と叫びながら、身体をはげしくよじらせたり、白目をむいたりするシーンがありますが、あの映像をみて「あんなに激しくねーよ…」と思っている女性も多いでしょう。

そう、本来女性のオーガズムはもっと地味で静かなものなのですが、男性にはどうしてもそれが分からないんです。AVで見たものをそのまま信じてしまうので、実際のセックスでは「あれ、期待していたものと違うな…いつイってくれるのかな…」となるのです。愚かですねぇ。

「イった?」に対する模範解答は…

で、男性から「イった?」と聞かれたときにどうこたえるのが正解かというと、それは相手と関係性によって変わってきます。

ワンナイトや遊び相手などその場限りのセックスであれば、「イってないよ」と本当のことを伝えて、雰囲気が壊れてしまうのは不本意でしょう。

でも恋人となれば話は別です。一度嘘をついてしまうと、ずっとあなたが「イったふり」をしなければなりません。それこそ「イった?」と聞かれるたびに、現実に呼び戻されてしまい、セックスがつまらなくなりますよね。

多少気まずい思いをしても、「うーん、私、まだイクって何なのかよくわからなくて」とやんわりとした言い方で真実を伝えるべきでしょう。

セックスで巻き起こる「イッた?イカない?問題」。なるべくすれ違いが大きくならないように早めに手を打っておきたいですね。