クリトリスはオナニー初心者でも簡単にイキやすい性感帯。小粒なサイズ感とは裏腹に、クリトリスがもたらす「快感」は計り知れません。初めてのオーガズムを目指すなら、絶対に触れあっておきたいパーツです。
今回はクリトリスオナニー歴20年以上の私がお気に入りの「指技（ゆびわざ）」をご紹介します。
目次
【準備編】クリトリスを目で見て確認しておこう！
オナニー未経験の女性と話していると、「クリトリスってなんですか？どこにあるんですか？」と聞かれることが意外と多い…！それなのに彼氏とは普通にセックスしてるっていうから驚きですよねぇ。
「自分で見たこともない部分を彼氏に触らせてるの？！怖くないの？」って思ってしまいます。
オナニーを始める前には、必ず自分の性感帯を目で見て確認すること。とくにクリトリスは小さくかわいい恥ずかしがり屋さんの性感帯なので、一度ご対面しておくと愛着がわくはずです。（※女性器の構造を詳しく知りたい方は「女性器の構造と性感帯の愛撫方法」もチェックしてみてくださいね）
爪を短くカットし手とアソコを清潔にしたら、下着を脱いであぐらをかきます。少し前かがみになり、陰毛を手でかきわけていきましょう。膣と尿道を覆うようにくしゅくしゅとした皮（小陰唇）が左右についています。
これを開いて、膣の場所を確認してみてください。（姿勢がきついときは手鏡を使うといいですよ！）膣の上には尿道がありますが、とても小さな穴なので目で確認するのは難しいかもしれません。
さらにそのうえにはふっくらとした小山が見えます。小山を包み込むように左右に手をあてて、包皮を開いてみましょう。
すると、ピンク色の小さな豆のような突起物が顔を出すはずです。これがクリトリスです！！お尻や膣に力を入れると、ヒクヒクと上下に動いてかわいいですよ～。
包皮の上からクリトリスを触る方法5パターン
クリトリスは体の中で最も敏感な性感帯。いきなり直接触ると痛みを感じることがあるため、最初は包皮の上から触っていきます。次にご紹介する1～5の指技を参考にやさしいタッチを心がけて下さいね。
1.円を描く
クリトリスの真上に中指を置いて、そこからクリトリスの周辺に直径1センチほどの円を描くようにして、指を時計回しに動かします。1周1秒ぐらいのペースで呼吸に合わせて行いましょう。
2.招き猫の手でクリトリスを圧迫
人差し指・中指・薬指でクリトリスを覆うように包みます。そこから吐く息にあわせて、3本の指先でクリトリスを軽く押します。手を動かし方は「招き猫」のイメージ。体内にクリトリスを押し入れるように、ぎゅーっと3秒間圧迫。このとき膣も一緒に締めておき、手を離すときにふわっと膣圧をゆるめても気持ちいいはず。
3.左右にスライド
クリトリスをギターの弦に見立てて、中指で弾くように左右に動かします。クリトリスの“コリコリ”とした感触を味わうのがポイント。スマホの画面をスライドするときの強さを目安に、軽めのタッチを心がけて。
4.指ローター
2でご紹介した「招き猫の手」を用意したら、クリトリスの上から小刻みに「トン、トン、トン」と振動を与えます。手のひらは恥骨にぴったり固定したまま、指先だけを動かすのがポイント。自分の手がローターだと思って、繊細なバイブレーションを生み出してみてください。
5.ピースサインでクリトリスを挟む
利き手でピースサインを作ります。そのまま2本指でクリトリスを横から挟むように、「チョキン、チョキン」と動かしてみましょう。私たちが普段目にしてるクリトリス亀頭と呼ばれる部分。そこから体内に2本の脚が伸びているといわれ、クリトリスの全長は10センチほどもあるといわれています。ふっくらとした大陰唇を挟むようにして、体内に埋まったクリトリスをグリグリと感じてみましょう。
クリトリスの包皮のむき方
さて、包皮の上から感じるコツをつかめたら、次はいよいよクリトリスと直接ご対面～♪
恥骨から真下に指を滑らせると、クリトリスの包皮があります。トン、トン、トンと優しく中指で叩きながら、クリトリスが隠れているポイントを探しましょう。
「ここかな？」という場所をみつけたら、その場所から左右1センチに両手を添えて、中指と人差し指を使ってゆっくり包皮を開いていきます。さらに人差し指を上にクイっと持ち上げると、クリトリスが出てきます。
クリトリスは、包皮の上からでも十分に感じることができる敏感な器官。直接タッチするときは強くなりすぎないように、くれぐれも注意してくださいね。
直接クリトリスを触る方法3パターン
ここではクリトリスを直接触るときの指技を3つご紹介します。
指先ノック
一番感じやすく王道なタッチは、中指か人差し指の指先で、トントンとノックすること。指先ノックの注意点は、やっぱり「力加減」ですね。最終ゴールを“スマホをタップするときの強さ”において、最初はそれよりも優しいタッチで始めてみましょう。
また、クリトリスが十分に感じていない状態で、いきなり皮をむいて指先ノックをすると、痛みを感じることもあります。「1～5」のタッチなどで、感度を高めてから挑戦してくださいね。
クリトリスの外側をなぞる
クリトリスは、先端が一番感じやすくできています。おっぱいをイメージするとわかりやすいと思いますが、乳房よりも乳輪、乳輪よりも乳首のほうが感じる人が多いですよね。この法則と同じで、クリトリスも外側をなぞるようにグルっと円を描きます。
このとき小指を使うと、クリトリスに触れる面積が少なくなるので、先端へのタッチを避けやすいはず。小さなクリトリスへのタッチは、繊細さが求められますが、この微妙な違いを楽しめるようになったら、あなたも上級者の仲間入りです。
上下にスライド
「3.左右にスライド」の上下バージョンです。包皮をむいているときは、指を小刻みにスライドさせるというよりは、「上から下へ」と軽い接触で丁寧に行うのがポイント。
クリトリスの先端にむかって、同じ方向に指を動かしてみましょう。敏感なクリトリスでのオーガズムは、「タッチ力」が求められます。
小さなクリトリスの場所をきちんと目でみて確認したら、あとは練習あるのみ。2～3回やってみてイケなかったとしてもあきらめずに、気長に続けてみてくださいね。
最後に
ここ数年、おしゃれなバイブやローターをたくさん目にするようになりました。女性の好奇心を満たすアイテムとして、たまにおもちゃでクリトリスを愛でてみるのもいいけれど、やっぱり基本は「自分の指」でイク感覚をつかんでおきたいところ。
そうすれば、もっと感じる体が作れるし、セックスでも自由にオーガズムがコントロールできるようになります。
オーガズム未経験の方は、「イカなきゃ…」と焦らずに、“このタッチが感じるかも”“強さはこのぐらいが好き”など、自分のクリトリスと対話をしながらお気に入りの指技を見つけてみましょう。見て、触って、たくさん感じてくださいね。
