養命酒製造株式会社が女性1000名に実施した「冷え性に関する実態調査」によれば、78%の人が冷え性で悩んでいることが判明しました。
冷えは気持ちのいいセックスにとっても大敵です。セックスでなかなかイケない…と悩む女性は、冷え性体質の改善をはじめてみると少しずつ感度が変わってくるかもしれません。今回は、セックス前にできる冷え性対策をご紹介します。
目次
体が冷えるとイキにくくなる理由
オランダのフローインゲン大学の研究によれば、女性は靴下を履いてセックスをするとオーガズムに達しやすいことが明らかになりました。
実験方法は、被験者の女性に「①靴下を履かせる」「②裸足」の2パターンでセックスをしてもらい、それぞれのオーガズム到達率を調べるというもの。その結果は、裸足よりも靴下を履いたままの女性のほうが3割もイク確率が高かったというのです。
研究チームはその理由について、「靴下を履くことで温かさや心地よさを感じ、リラックスできるから」と説明しています。
体が冷えると、膣も緊張して硬くなり、濡れにくくなります。オーガズムは性器への血流が増えることで引き起こされるものですが、もともとカチカチに冷え固まった状態では快感を高めにくくなってしまうのです。
冷えているかチェックする方法
ここでは、簡単にできる冷え性体質チェックリストをご用意しました。3つ以上当てはまったら冷え性予備軍、5つ以上なら重度の冷え性である可能性が高いです。
・お腹に手を当てるとひんやりする
・いつも手足が冷えている
・足がむくみやすい
・生理不順、生理痛が重い
・目の下にクマができやすい
・肩こりや頭痛がする
・下痢や便秘をしやすい
・腰が痛い
・トイレが近い
・眠りが浅く疲れやすい
体の冷えはセックスの感度を下げるだけでなく、体調不良や疲れやすさにもつながります。そのまま放置しておくと、将来妊娠しにくい体質になってしまう可能性も。「病気じゃないし…」と軽く見たりせず、若いうちから体を冷やさない習慣を身につけておくことが大切です。
根本から冷え性を改善するには、食生活や運動など生活習慣の見直しが必要ですが、せめてデートの前だけでも体を温めて感度をあげておきたい…という方は、セックス前に手軽にできる冷え取り対策を実践してみましょう。
セックスの冷え対策その1:食事は調理法に注意!
デートのときは食事から気を付けて。生野菜サラダやお刺身は、料理自体が冷えているため、体を冷やします。なるべくゆでたり、焼いたり、加熱したものを食べるようにしましょう。
また、カレーや中華料理に含まれるスパイスには血の巡りをよくする働きがあるので、冷えを解消するのにおすすめです。においが気になるときは、彼と一緒に食べてしまえば問題ないでしょう。胃腸が弱い人は、温かいスープや汁物などで体を温めましょう。
セックスの冷え対策その2:少量のアルコールも効果的
お酒はリラックスアイテムとしても有効です。ただしキンキンに冷えたビールは体を冷やすので控えめに。体を温めるならホットワインや日本酒、梅酒などがおすすめ。
お酒が苦手な方は、ベッドに入る前にホットミルクやハーブティなどで体を温めましょう。セックス前に乾杯をしながらおしゃべりを楽しめば和やかな雰囲気に。心と身体もリラックスして、彼を受け入れる体勢も整うはず。
セックスの冷え対策その3:お風呂に浸かる
セックス前はささーっとシャワーで大事なとこを洗うだけ…という方も多いと思いますが、シャワーは体を冷やすのでおすすめしません。できれば湯船にゆっくりと浸かり体を芯から温めましょう。
時間は20分ほどが目安。末梢血管が開いて血流が促され、体の芯から温まることができるでしょう。湯船に入れないときは、シャワーを浴びる時間を少し長めにするだけでも効果はあります。体や髪を洗うときは、体を冷やさないように首の辺りにお湯を当てるようにしましょう。
セックスの冷え対策その4:カイロや湯たんぽを活用!
デート中は毛糸のパンツやカイロを着用。ベッドインする前にお手洗いでささっと脱いでしまえば、彼にバレる心配もありません。
つらい冷え性で悩んでいる人は、お風呂に入る前に湯たんぽを準備しておきましょう。布団に入ったときに腰がくるあたりに湯たんぽをいれておくと、お腹まわりをポカポカに保てます。
毎日暑い日が続く夏は、冷たいビールやアイスが美味しく感じられる季節ですが、暴飲暴食を続けていると知らず知らずのうちに体が冷えていることも。
胃腸の疲れは口臭や口内炎などのトラブルを引き起こし、セックスのムードを壊す原因にもつながります。上手に冷えと付き合いながら、気持ちのいいセックスライフを送ってくださいね。