女性ホルモンという言葉は、よく耳にしますが、目に見えるものではないし、その仕組みや正体はよくわからないという人も多いでしょう。
今回は、女性ホルモンの分泌について、誤解されがちな知識を解説していきます。
◆セックスをすると女性ホルモンが出る
以前、こちらの記事でも書いた通り、セックスで女性がきれいになるというのは、心が満たされる相手としたときだけです。浮気やワンナイトの恋を続けていると、きれいになるどころか、心と体のバランスを崩してしまうことも。
◆エストロゲンを増やせばきれいになれる
エストロゲンは「美容ホルモン」とも呼ばれ、肌や髪のつやを保ったり、女性らしい体を作るために欠かせないホルモンとも言われていますが、単純に増やせばいいと考えるのは危険。エストロゲンの分泌量が多い時期が長く続くと、その影響を受けて乳がんや子宮体がんなどのリスクが高まるという面も。
◆お肉を食べるとホルモンがたくさん出る
女性ホルモンの元となる肉や魚は適切な量を撮ると体にいいとされていますが、ホルモンを作り出す機能がきちんと働いていない場合は、どんなにお肉を食べても女性ホルモンはうまく作られません。女性ホルモンを正常に分泌させるためには、食事だけでなく、ライフスタイルから改善をすることが大切です。
◆女性ホルモンは子宮から分泌される
これもよく誤解されることですが、子宮は女性ホルモンの分泌とは無関係です。
女性ホルモンの分泌をつかさどっているのは「大脳」で、脳の視床下部という部分が血中に含まれるホルモンの量を測定し、必要な時期を見計らって指令を出しています。この指令を受けると、エストロゲンやプロゲステロンがそれぞれ卵巣で分泌されるという仕組みになっています。
◆最後に
いかがでしたか?健康や美容を維持するためにも欠かせない「女性ホルモン」。正しく理解を深めて、上手に付き合っていきたいですね。
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