髪やお肌のケアは抜かりなく行っているのに、生殖器には無頓着…になっていませんか。
少子化・晩婚化の影響で、昔に比べて現代女性は妊娠する機会が減っています。その分、生理の回数は増え、子宮はフル稼働状態。そのうえ、仕事や人間関係でのストレスが重なり…ひょっとしたらあなたの子宮も悲鳴を上げているかもしれません。
子宮は女性が元気でいるための大切な器官。心と体の健康を維持して、気持ちいいセックスを楽しむためにも日頃のケアが大切なのです。
ここでは、からだクリエイトきらくかん代表の奥谷まゆみさんの著書『いますぐはじめる子宮活』を参考に、生殖器を元気にする3か条をご紹介します。
1.楽しいことをすること
「子宮は女性ホルモンと自律神経でコントロールされていますが、楽しく充実している時は脳からドーパミンが出て、女性ホルモンのバランスを整えてくれます。また『幸せー、癒されてるー』という時はセロトニンが出て、自律神経が整います。だから楽しい、幸せと感じている時は、生殖器も幸せを感じているんです」(奥谷さん/以下同)
趣味や女子会でリフレッシュできているつもりでも、実は私たちが普段していることは、「周りの目」を意識した行動が多いもの。しかし楽しみは人それぞれです。リフレッシュをするのに女子力の高さは必要なし。
自分が「楽しいな」と感じることなら、BLマンガを読む・女性アイドルのコンサートに行くなど、なんでもいいのです。素直に自分がウキウキとすることを考えてみましょう。
2.気持ちがいいことをすること
「カラダにいいことをしたいなら、運動でも休息でも食事でも、自分が気持ちいいと感じることをするのが一番。『気持ちいい』という感覚は、今カラダが何を求めているかを教えてくれるガイドです。カラダの声を聞いて、今の自分のカラダにいいことをすると、心もカラダもリラックス。生殖器もゆったりと緩むんです」(同)
お風呂にゆっくり浸かる、愛する人とセックスをするなど、心だけでなくカラダがワクワクすることを考えるのも子宮を元気にする秘策。今、特定のパートナーがいない人は、ひとりエッチでオーガズムを感じるだけでも、骨盤が開いて子宮もふんわり柔らかくなります。
3.ちょっとだけ毒を与えること
「『清く正しく一直線!』だと骨盤は締まってしまいますが、脇道にちらりと目をやる感覚はなぜかカラダを開き、骨盤もふっと開くんです。ちょっとだけ悪口を言ってみたり、カレに内緒でイケメン俳優にときめいたり。女性は生活に少々スパイスをあげると、緊張感が取れて骨盤もフワッ。生殖器がイキイキしてくるんですよ」(同)
「ダイエット中だから」「カレに嫌われるから…」と、してはいけないことに縛られていると、子宮もお疲れモードに。イライラが募って、彼の前で爆発…!なんてことになりかねません。
とくに生理前や仕事で疲れているときは、ちょっとだけ自分を甘やかしてあげることも大切。すると気持ちにも余裕がうまれて、自分とは違う価値観にも広い心をもって受け入れられるようになるのです。
子宮や骨盤をはじめとした女性の生殖器は、カラダと心にも強く影響をおよぼしています。つまり、日頃から生殖器に優しい生活をしていると、気持ちも前向きになれるということ。
女性特有の柔軟さを身につけて、心も体のキレイを手に入れたいものですね。